鍋感覚で好みにカスタマイズ!イスラエルの家庭料理シャクシュカ

記念すべき1品目はシャクシュカ。料理教室のお客さんにはいつも「母国の美味しい料理を教えて」とお願いするのですが、いちばん多く名前が上っているメニューです。

初めて教えてくれたのは、オランダの女性でした。てっきりオランダ料理と思っていたら、数ヶ月後訪れたイスラエルのカップルが「日本に鍋があるけど、私達にはシャクシュカがある。とっても日常に食べる料理だよ」と。

いろいろな国の文化が入り混じる

じつは、うちにはイスラエルからの旅行者が多く訪れています。「なぜだろう」と思っていたところ、「イスラエルの旅行サイトで紹介されているよ」とのこと。

調べてみたいのですが、イスラエルではヘブライ語が主言語で私には手も足も出ません・・・。

さて、彼女はベジタリアンで、こちらはオランダの会社の同僚カップルから勧められてとの予約。普段は川に浮かべたボートで生活していて、彼氏がボートを買ったのでそちらに引っ越すつもりなんていう、日本ではちょっと想像がつかない楽しい話を聞かせてくれました。

料理はお好み焼きを選択。肉は抜きで、エビやイカなどシーフードをメインに、もちチーズ、中華麺入りなど4種と、スーパーで一緒に選んだキノコやさつまいもなど野菜や厚揚げなどをグリルして食べました。食後の抹茶や和菓子まで、「ウン!ウン!」とうなずきしっかり味わってくれてうれしかったと覚えています。

■シャクシュカ■

イスラエルの家庭料理シャクシュカ

教えてくれたレシピはオランダのWebサイトのもの。

つぶしたにんにくをオリーブオイルで炒め、香りを立ったら、刻んだパプリカや玉ねぎ、を加えさらに炒めます。しんなりとしたら、クミンやバジルなど好みのスパイスを加え軽く炒めたら、青菜、次に刻みトマト。塩で味を調えたら真ん中に玉子を割り入れ好みの硬さに仕上げて完成です。

好みの具材を好みのサイズにカット

野菜は冷蔵庫にあるものなんでも大丈夫で、さらに好みのスパイスやチーズや肉を入れるのもOKだそう。たまたま栽培したバジルがたっぷりあったり、子供も喜ぶ食べ応えメニューにしたかったりということがあり、私のはチーズ、挽き肉、バジルたっぷりバージョン。自由でよいというお言葉に甘えて、しょうゆやチリも加えてしっかり味に仕上げてみました。

トッピングも自由!

ほかの日に、イスラエルのカップルに教えてもらったのですが、彼らは仕上げにごまのソースをかけて、パンにディップして食べるそう。

具だくさんでスパイシーなミートソースのような味わいで、とろりと半熟にしあげた玉子との相性は抜群。うちの台所ではごはんに会う日本人流シャクシュカとなりました。

食にこだわるニューヨークセレブの間でもブームになっていた野菜がたっぷりでヘルシーなシャクシュカ。スキレットで調理してそのままサーブすればオシャレなおうちカフェメニューが完成です。

チャレンジしてみてくださいね。

—参考までに、私が使った材料をお伝えします—

ホールトマト、フレッシュバジル、にんにく、玉ねぎ、パプリカ、合挽き、しめじ、ほうれん草、チーズ、コショウ、クミン、チリペッパー、塩、醤油、とろけるチーズ、玉子